研修内容とスケジュールL&C1

第2回ロジカル&クリエイティブ思考実践講座
研修内容とスケジュールです。

1.講座名:第1回会計専門家のためのLogical&Creative Thinking実践講座
2.開催日程:下記参照
3.開催回数:全10回
4.開催場所:移動開催(下記スケジュールをご確認ください)
 全国開催の開催予定地は、札幌、旭川、山形、福島、東京等を予定しており、毎回開催地を変える移動型の新しい試みの研修スタイルです。
5.税理士、会計士等の有資格者だけでなく、会計事務所勤務のスタッフの方、金融機関勤務の方、経営者の方等、日本の中小企業をよくするために奮闘されている方を対象とした講座です。
6.参加希望人数が10名を超えない場合、当講座の開催は中止とさせていただきます。
7.参加費用:25,000円(税込)/回(当日会場でのお支払い)

研修のお申し込み・お問い合わせはこちら
(研修申込期間は2019年2月末日までとさせていただきます。)

当講座の開講スケジュールと研修の概要は下記のとおりです。
(予告なく開催日、研修内容が変わることもありますのでご注意ください。)

研修時間は毎回13時~17時の4時間で、研修の前半を講義、後半をワークショップの時間とさせていただく予定でおります。

第1講:4月14日(日)@東京 問題の認知と特定、3種類の問題

公認会計士である自分自身がそうであったのでよく理解できるのですが、我々会計専門家は、「ビジネス上の問題にどう取り組むのか」についての思考プロセスが身についていません。

なぜなら、資格試験の受験科目にそのような科目もありませんし、合格後実務について以降もその実務内容が会計・税務が中心であり、ビジネスコンサルティングに必要な思考法については学ぶ機会もなかったわけですから、わからなくても当然なのです。

ビジネスコンサルティングもできますよと謳ってはいるものの、実際には伝統的な管理会計を導入するのが関の山で、クライアントのビジネス上の本質的な課題に取り組むなどというレベルで仕事ができる会計専門家はほとんどいらっしゃらないだろうと思います。

でも、クライアントに本当に役に立ちたいと切に願ってはいるものの、何からどのように学べばいいのかわからないという先生方は多くいらっしゃることと思います。このページを訪問している段階で、あなたはそういう熱い志を持った方であるはずですから。

初講は、ビジネス上の問題にどのように取り組んだらよいのかについての全体像からお話を始め、問題解決のスタートとなる問題の認知と特定のお話、その後3種類の問題を概観します。

我々人間の認知機能は結構ざっくりしたもので、問題を認知できたとしてもそれはざっくりとした認知でしかなく、どこに問題があるのかは実は認知できません。
なので、意図的に注意のカーソルを問題のありかに向けて、どこに問題があるのかを特定しなくてはなりません。

実は問題解決の初期のこのフェーズで、あるべき問題解決のプロセスから逸脱してしまって、目も当てられない状況に陥ってしまう会計専門家は実に多いのです。

我々人間の認知機能の限界を踏まえた上で、その限界を意図的に補うようにすることができれば、問題解決の可能性はぐっと高まるのです。


問題の特定をしなくても、たまたま運よく適切な課題を偶然に設定できたという幸運もあるでしょうが、そういったラッキーには残念ながら再現性がありません。


問題を解消するということについて再現性のある自分なりの思考プロセスを持つこと、とても大事なことですね。

第2講:6月2日(日)@札幌 問題の構造化&縦のロジック・横のロジック

世界の中で目に映るすべては現象です。
すべてのものはただの現象に過ぎなくてそれは本質ではないのですね。


クライアントで生じた問題も、その時点ではただの現象にすぎません。
その現象の奥底に潜んでいるのが本質としての真因(真の原因)です。

その問題と真因を結ぶ因果のロジックを漏れなくダブりなく因果の関係図として表現できなければ、適切な課題の発見と解決策の提示にはつながりません。

その因果の構造を見える化して、認知し特定した問題の全体構造を明らかにするためには、問題の全体の構造の横への広がりと、縦への広がりの両方に意識を向けなければなりません。

そのために必要な思考の道具がMECE(=横のロジック)と因果関係(=縦のロジック)ということになります。

また、MECEの具体例としての代表的なフレームワークを概観し、MECEの中でも特別な100%MECEの作り方を説明も行います。

第3講:6月23日(日)@札幌 帰納法と演繹法

ロジカル・シンキングを学ぶ人が最初に挫折するのが、この演繹法と帰納法です。
ここで、ロジカル・シンキングって難しい、自分には無理だと放り投げてしまう方が結構います。

それは、おそらく教える側が厳密な論理学に寄りすぎていて、論理の飛躍を一切許さないような演繹法を目指してしまうからなのだと思います。

帰納法と演繹法は全く異なる論理展開の方法なのですが、両者は密接に繋がっていて不可分な関係にあります。
この辺りの関係が見えてくると、帰納法と演繹法は学んでいてとても楽しくなると思いますし、この2つの論理展開方法と第1講で学んだ問題の認知がつながると、それはそれは目から鱗ですね。

さらに、演繹法の三段論法とアナロジーを使うことで、クリエイティブな発想にとても威力を発揮します。
クリエイティブはロジカルの枠内で説明できるという一例ですね。(この講では演繹法の破格はやりませんが。)

第4講:7月20日(土)@旭川 因果関係

世の中にある全ての2事象間の関係は、たった3種類しかありません。
その中でも問題解決に特に大事なのが因果関係です。

因果関係が把握できると、問題の発生の原因に働きかけてその問題が発生しなくなるようにできます。
なので人類の歴史の中で、人間は科学的に因果関係の把握に努めてきたのですね。

この講を学んでいただくと、いかに自分たちの因果関係の把握がいい加減なものであったかがよく理解できて、よくこんな状態でこれが原因ですねとクライアントに向かって口上を垂れていたなと反省しきること間違いないと思います。

実は、タイムボカンシリーズのドロンジョ様やコワルスキーになって時空を自由に飛びまわることが出来ない限り、因果関係を100%把握することなんてできないのです。

因果を把握することは本当に難しい。でもビジネスの中で我々は因果というものから離れることができず、できるだけ因果の真実に近づいて問題の構造化をしなければならないのです(前講参照)。

そんな中で、どうすれば因果の真実に接近出来て、問題の構造化を適切に行えて、望ましい課題設定に向かえるのか。
2008年のアメリカ大統領選の話を事例に使いつつ、本講と次講とでじっくり説明していきます。

第5講:8月31日(土)@那覇 データ分析(~多変量解析)

ビッグデータなどという言葉が一世を風靡し、データ・サイエンティストなんて職業が21世紀に最もセクシーな職業になるなんて言う風説が聴こえてきたりするくらい、データの重要性が叫ばれる今日この頃です。

データ分析によってインサイト仮説を構築したり、インサイト仮説を使ってデータ収集を実施したりと、「ロジックの世界」と「センスの世界」を行ったり来たりして、仕事の効果・効率を高めることができる時代です。

また、前講の因果関係の把握の把握に役立つようなデータが手元にない場合(中小企業の場合には大方がそうである)、因果関係がつかめないとあきらめる前に、クライアントにあるデータから何か言えることはないのかということを検討できる切り口を持っておくことは、これからの会計専門家には必須の素養となるに間違いありません。

会計専門家の中には、平均の概念が好きな方、というよりデータがあればすぐに平均を取ってしまう癖をお持ちの方が多いですが、ビジネス的には平均に大した意味はないですよね、みたいな基本的なお話から始めてみます。

データ分析は統計学の知見となりますが、統計学を網羅的に1回の講義で学ぶことはできませんので、統計的思考のエッセンスをお話します。

第6講:9月28日(土)@山形 課題の設定と具体的解決策の提示

第2講で問題の構造化を行い、真因を把握した後は、そのまま課題設定と具体的解決策の提示に向かうのがロジカルシンキングの基本的な思考プロセスですが、その間に、第3講:帰納法と演繹法、第4講:因果関係、第5講:データ分析をはさみました。


これは因果関係というものが実に奥深くて、因果関係を包括的に理解してもらうために組んだカリキュラムであるのだとご理解ください。

さて、いよいよ本講で、問題解決プロセスの最後のプロセスである課題の設定と具体的解決策の提示に向かいます。


課題とは、問題を解消するために実施するべき施策の大まかな方向性をいい、それを具体的に言語化したものが解決策ということになります。

主たる原因(真因)を特定できたならば、その真因に働きかけて問題を解消することを考えるわけですが、解決の大きな方向性を示す課題は1つとは限りません。
どのように課題を設定するかで当然ながらその後の具体的な解決策も異なってくることになります。


ロジカルシンキングの中で最もクリエイティビティが問われる場面です。
ここで、どんな視点で課題を設定できるかが、問題解決の質を大きく左右するのですね。

現代は与えられた問題を解く時代ではなく、課題設定が重要な時代とはよく言われることです。

高度成長期から1990年代にかけては、先進国でもまだまだ問題だと目に付くものが多く存在していました。つまり、問題は自ら探さなくとも与えられるものだったわけです。

その後、これら目に付いた問題は順次解消されていき、特にこれが問題だと思われるものは現代の先進国ではほとんどなくなりました。

なので、何が問題なのかを自らが認知し、その原因を探って適切な課題を設定する能力こそがまさに求められているということなのですね。

第7講:10月19日(土)@郡山 対策案の立案・実行とモニタリング

真因を特定し、課題を設定し、具体的解決策の立案を行って、問題の解消を図ろうとするのですが、因果関係を100%把握することができないので、実務的には、特定した真因、設定した課題、立案した具体策は全て仮説でしかないということになります。

仮説でしかないとすれば、立案した具体策がこちらが意図する通りに問題を解消する因果のロジックを導くものなのかどうかをモニタリングし、実施した対策が問題の解消に効果があるのかどうかを検証する必要があります。

従って、対策の実施が問題の解消に至るまでの因果のロジックを徹底的に考えた上で対策を実施し、効果のほどを見極め、もし効果がないとするならば、真因の特定を間違っていたか、設定した課題が適切でなかったか、立案した具体策が適切でなかったかのいずれかが不適切であったということになります。

そこで、PDCAのサイクルを高速で回し、仮説の検証を行って、最終的に問題の解消まで導く必要があります。
その時に必要となるツールであるKPI管理の手法についての説明も併せて行います。

第8講:11月16日 @仙台 制約条件理論(TOC)と戦略的マーケティング管理会計

1980年にアメリカで発売されベストセラーになった「ザ・ゴール」という書籍があります。
著者のエリヤフ・ゴールドラット博士はもともと物理学者でした。
当時はまだ日本的経営が世界で称賛され、日本の製品が世界中で猛威を振るっており、アメリカの製造業の衰退が声高に叫ばれていた時代でした。

そんな中で、この本を日本人が読むことになれば、ますます日本の製造業はアメリカにとっての脅威となってしまうので、ゴールドラット博士は邦訳をすることを決して許さず、最終的に邦訳がなされたのは2000年になってからのことでした。

物理学者が経営に関する本を書いてベストセラーというのも面白いですが、数学がバリバリできる人が経営を見るとこんな風景が見えるのだなと、とっても興味をもって僕自身も学んだのが、彼の提唱する制約条件理論です。

いろんな視点でTOCを語ることができるのですが、時間的に全てを語りつくすこともできないので、どこかにフォーカスしてお話をしますね。

また、前回の講義の対策案の立案から実施のPDCAにも関わるのですが、戦略と因果と管理会計とマーケティングの関係をまとめた新しい視点の管理会計のフレームワークを学んでいただきます。

第9講:12月21日(土)@札幌 Creatrive基礎① CreativeはLogicである。

世に広く認知された感のあるLogical Thinkingですが、その概念が広くいきわたり、みなが使いこなせるようになると、同じ環境であるならば皆が同じ回答を導き出してしまい、同質的異質性しか生み出さないよねという言い方がされるような時代になりました。

そこで、これからはクリエイティブであることが必要だよ、みんなクリエイティブになろうよ!みたいな言い方がよくなされる昨今ですが、そもそもクリエイティブって言葉の定義もあやふやなままに、Be Creative!って言われても、どうすればいいのかわからないし~みたいな残念な気持ちになられている方に朗報です。
この講座がそのお悩みを解消いたします。

Creative Thinkingはなんやら、天才的ひらめきマンが使いこなしている言語化不可能な得体のしれない、ブラックボックスの中にしか存在しない思考法である・・・みたいな思い込みをされている方は多いと思いますが、そんなことはないのです。

言語化しにくいのは確かですが、言語化してわかりやすく説明し、誰もが使えるフレームワークを学んでいただきます。

第10講:1月25日(土)@ニセコ Creative基礎② CreativeはやっぱりLogicである。

Creativeな思考とは、Logicalな思考のプロセスからいかにずらすかが本質です。
前講から引き続き、ずらすための手法をお伝えしていきます。

ここまでくるとかなり見える世界が違ってきていて、俯瞰的にモノゴトが見れるようになっているはずです。

マーケティング基礎研修を受講された方々は、本講座の思考プロセスがOSとなり、マーケティング基礎講座がアプリとなって、ビジネスの問題に対する取り組み方の「守」が身についていることを実感されていることと思います。

次節に開講予定の「Business Design Accountant養成講座」は、マーケティング基礎研修、Logical&Creative実践講座を受講された方限定で、さらなるクリエイティビティを身に着けて頂くための講座です。

マーケティング基礎研修では取り扱わなかったブランディングやコミュニティといった中級者以上向けのマーケティング手法を学びつつ、クリエイティブ発想にさらなる磨きをかけていきます。

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